映画『ドリーム』について
おすすめ度★★★★★
1960年代のNASAで黒人女性3人が、自身の才能・努力から
NASAに変革をもたらし、宇宙開発に貢献していくお話です。
是非見ていただきたい一本です。
トイレも図書館もバスも教会も、
白人と黒人は一緒には使えなかった時代。
そんな中でも明るく前向きに、真摯に仕事に向き合う主人公たち。
コンピューターの創成期で,宇宙開発の現場においても、
複雑な数値を手計算で行っていた時代に自らの能力と努力で
道を切り開いて、NASAでもなくてはならない人となっていきます。
実話に基づいた話なので説得力があります。
非常にパワーをもらえる映画です。
NASAと1960年代のアメリカでの有色人種への差別について
知ることが出来ます。
余談ですが、イミテーションゲームでコンピューターの原型を
一から作っていました。それが1940年代。
そしてその20年後を描いたこの映画でIBMコンピューターがだいぶ
スーパーコンピューターらしくなってきているのが分かります。
そんなところにも人類の進歩が感じられて感慨深かったです。
主人公のキャサリンは、つい最近の2020年2月末に101歳で
亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈りします。