5月に観た映画のまとめ
5月に観た映画の中から良かったものを5本紹介します。
ダダダダダダダダン!
一位は、『タクシー運転手』です。
歴史も学べるし、感動もできるし、ストーリーもいいです。
是非観ていただきたい一本です。
二位は3本。
『最強のふたり』
『チョコレートドーナツ』
『エール!』
3本とも障がい者に関係した映画になってしまいました。
でも、24時間テレビのようなただの感動物語ではなく、一人の人間としての生き方やその周りの人の接し方・良い感情も悪い感情も描いているのが惹きつけられますよ。
5位は、『グランドイリュージョン』
これは勉強になるとかではなく、非日常感が最高です。
トリックがどうなっていたのか、何回か見直しました。
夜景などの映像もきれいですし、子どもは置いといて金曜の夜に飲みながら見て、リッチな気分になりましょう!
ところで、5月から子ども達もオンライン授業が本格化し、夜に映画を観る機会が少なくなってしまいました。残念です。
6月はひたすら自分の好みにあう映画を探そうかと思います。
映画『走れ!T高バスケット部』について
おすすめ度★★★★
文部科学省選定映画です。バスケをするために入学したバスケの名門高校でいじめにあい転校し、転校先の弱小バスケット部で良い友達を得て再びバスケに楽しみを見出す、という絵にかいたようないい話です。
原作は小説で、実話を基にした話です。漫画化もされています。作者の松崎洋氏は8巻辺りで亡くなられたそうで、その後長男の準氏が書き上げそうです。
映画の中では、日本代表の選手による練習は1日だけのように描かれていますが、実際には3か月の特訓だったらしいです。小説が10巻まであるのは、その辺が丁寧に描かれているのでしょうね。
志尊淳くん、今までほとんど認識していませんでしたが、甘いマスクというのはこういうタイプの顔のことですね。優しめの性格のキャラがぴったりです。
家族そろって安心して見ることの映画です。
ストーリーが読めてしまうのが難点ではありますが、そこは素直に観ましょう。
映画『グランドイリュージョン 見破られたトリック』について
おすすめ度★★★★
『グランドイリュージョン』の続編です。
ローズが何故このような犯罪を企てるに至ったのかや、ブラッドリーとのシュレイクの関係が明かされたので、すっきりしました。『グランドイリュージョン』を観た方は、こちらも是非観てください。
何かを学ぶというよりは、エンターティメントとして観る映画ではありますが、犯罪の動機が大企業の悪をあばいて自分の父親の仇をとる、ということなので、まあいいかなと思います。マカオとロンドンはどんなところか簡単に見ることは出来ます。
ありえないようなトリックがあり得なさ過ぎて面白いです。
ハリーポッターのダニエル・ラドクリフが悪訳で出てきますが、ハリー以外には見えません。こんなところで何悪いことをしているの?早くイギリスの学校へ帰って!という気持ちになりました。
特に問題となるようなシーンもないので、小学校高学年から。
映画『スタンド・バイ・ミー』について
おすすめ度★★★★★
言わずと知れた名作なので観てみました。
娘がアメリカ留学を考えていますが、行き先がオレゴン州の予定です。この映画の舞台もオレゴン州なので、あたらめてどのようなところか観てみる目的もありました。
大学生の時に一度観たことがあるのですが、その時にはそれほど共感できなかった記憶があります。
だけど、今回はとてもストレートに心に入ってきました。
同じ頃の息子がいるせいでしょうか。私が人生の経験を積んだせいでしょうか。
12歳という多感な時期の4人の少年たち。
それぞれ家庭環境も複雑です。
4人で歩く道中の出来事や会話の一つ一つが、とてもよくこの時期の少年達を表していました。
書籍『若きウェルテルの悩み』『車輪の下』等と同類で、思春期に一度は観ておきたい映画ではないでしょうか?
中高生以上におススメです!
映画『ちはやふる 下の句』について
おすすめ度★★
『ちはやふる 上の句』の続きなので観てみました。
ストーリーは、『ちはやふる 結び』への繋ぎのような感じで、ここで終わっちゃうの?という感じです。
バックトゥザフューチャーもⅡが一番面白くないですよね。
ただ、この5人のメンバーには愛着が出てきました。
特に肉まん君はいい役割です。
矢本悠馬くん、『君の膵臓を食べたい』『賭ケグルイ』でも重要な脇役でしたが、ここでもいい味出しています。
単独の映画としてみるとおすすめ度は低いのですが、ここを見ないと『結び』へと続かないので、我慢してみるしかないですね。
ちなみにここにきて漫画も読んでみました。
漫画は小学校時代のエピソードから始まり、三人が競技かるたを始める辺りのエピソードだけで一巻ありました。
映画ではその辺はカットされているので、感情移入しにくい部分があるのでしょうね。
まとまらなくてすみません。
ちはやふる三作を全部見ようと思う方にはおすすめです。
映画『チリ 33人希望の軌跡』について
おすすめ度★★★★
末っ子が興味のある事故からの救出系なので観てみました。
この映画では、チリの人々、チリの風景、砂漠の景色、鉱山とは何か、鉱山で働くことの危険性、このような生死にかかわるトラブルにあった時にとるべき行動、リーダーの在り方等を観ることが出来ます。
この事故の報道は記憶にありますが、こんなイケメンの就任間もない鉱業大臣が、国としての素早い対応を指示して、現場でも生存の可能性をあきらめずに救出の方法を探ったのが全員の救出につながったのは知りませんでした。
イケメンの部分は映画だからかしら?!(笑)事実もこのようなリーダーシップのある方だったのであれば、素晴らしい人物ですね。
チリは年間に何十人~何百人が鉱山の事故で亡くなっているそうです。
また、全世界では年間12000人が亡くなっているそうです。
今日本では鉱山はほとんどないので実感がないですが、危険な仕事と再認識しました。
事故後鉱山の中に閉じ込められている時に何回かキリストに祈るシーンも出てきて、こういう時に宗教が心を穏やかにしてくれるだなと思いました。
一人だけいるボリビア人のが仲間外れにされてしまうところでは隣同士の国の複雑な関係も知ることが出来ました。
ちなみにインターネットでこの事故について調べてみましたが、当時世界中から様々な支援があったそうで、日本からもNTTが折り曲げても大丈夫な光ケーブル、JAXAが少量でも高カロリー摂取できる宇宙食等を現地に送ったそうです。
その中に名古屋の企業が、閉じ込められている作業員のストレス解消に“エンドレス プチプチ”を送ったという記載がありました。スペイン語の説明書の添付はなかったそうですが、使ってくれていたそうですよ。面白いですね。
子どもが観て問題となるシーンはほぼありませんので、興味がありましたら小学生からおすすめです。
映画『七つの会議』について
おすすめ度★
池井戸潤原作を映画化した作品です。
時間が出来たので、自分一人で観ました。
最近テレビも前に放送したものの焼き直しのような番組が多くつまらないので、YouTubeを見ています。
中田敦彦のYouTube大学で藤森慎吾の俳優業についての動画を見たので、藤森慎吾の演技どうなの?と思って観てみました。
ちなみに私はオリラジは結構好きです。
企業内の不正をあばくというような内容なので、子どもには分かりにくいかと思います。
登場人物一人一人の演技が大げさすぎます。
小説で一人一人の心の動きが描かれていたとしても、それは心の中を描いているわけで、実際には表情や行動に表れているわけではないと思いますが、その辺を全部登場人物の表情にだそうとてしまっているのでしょうか。
映画というよりはテレビドラマのような作り方だと思いました。
ちなみに藤森慎吾の役は、不倫相手にそのうち奥さんと別れると言って3年関係を続けている経理部社員の役です。
チャラ男のイメージからこのような役なのかもしれませんが、ちょっと残念。
というわけで、この映画は子どもと見る映画としてはおすすめしません。
教育的効果もありません。大人がすごく暇だったら観てください。